舌後方を口蓋に付けること



第18回動画は舌後方1/3の使い方について解説しています。医療従事者のみならず、一般ご家庭の親御さんにも知っていただきたい内容です。舌後方1/3に関しては、第10回と第11回の【舌と気道の関連性】においても取り上げていますので、併せてご視聴ください。オリジナル動画には、ングッ「ng」と喉の奥で発音するときの、舌後方1/3の使い方がトレーニングに効果的とのコメントがあります。

舌を口蓋に付けること
特に舌の後方3分の1を付けることは難しく
それについて複数の動画で説明してきたのですが
多くの人はそれを実行するのに苦労しています
思うに、舌を口蓋に付けるようにと聞いた多くの人は
舌の先を、口蓋に付けようとしていますが
舌の後方全体を付けようとしていません。
舌の後方3分の1の、この部分です
おそらく、舌の他の部分も口蓋に付いていないので
上顎を上向きかつ前方に成長誘導できません。
これは最も重要なことです
上顎を上向きかつ前方に成長できるだけでなく、
頭部を支える起点としても作用しているからです
私たちの頭部が皆このようにして歩いている理由は
頭部を上向きに維持する支えが無いからです
その支えは軸の中心からつり下がっている、
舌骨上にあるこの器官です
その支えで顔全体を上向きに維持しています
多くの人は、舌の後方3分の1を適切に口蓋に付けると
舌後方が気道を塞いでいるのを感じるでしょう
多くの人の顔は、(顎が)下向き後方に位置しています。
この見た目のいいモダンなイメージでさえもです
舌全体を正しい位置まで後退させると
軟口蓋と舌後方3分の1が、気道を塞いでしまいます
一時的にこの状態を保ちながら、
上顎を前方に誘導していますが
不快に感じ、私は時々それをするときに
自分で息を止めて試してみます
押し返すことができません。その理由は
鼻咽頭を横切って背面まで、
軟口蓋を動かしたからです
軟口蓋を鼻咽頭の背面に向かって押すと
(鼻から)息を吐き出すことができません
そのようにして息を止めることができます
舌の後方3分の1を軟口蓋に付けることと
息を止めることはとても似ています
両者の違いは小さく、違いがわかる方法は
それら2つを交互に行ってみることです
その違いを区別できる筋肉のこの部分は
わずかに不適切に慣らされているかもしれません
それらを正しく使ったことが無いためです
明らかに筋肉は、不適切な状態や構造、
骨格に適応して変化したからです
両者の違いを知って、練習することが大切です。
違いを分かって訓練し、舌の後方3分の1を感じることです
私が思うに、舌の後方3分の1は実はきちんと
トランポリンのように軟口蓋に作用していたいのです
舌後方3分の1を押し上げて、上顎と顔全体を
上向きに維持できるようにするためです
「Mew Push Swallow」方法で行いましょう
(舌後方を使ってゴクンと飲み込むときの状態)
真っ直ぐに立って一所懸命に頑張りましょう。
上手くいくことを祈ります

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