ジョン・ミュー先生の発見と真実探求の旅



第128回動画は「ジョン・ミュー先生の発見と真実探求の旅」と題して、ミュー先生がこの道を歩むことになったきっかけと、それからの幾多の苦難の道ゆきについて回想しています。対症療法に終始するこれまでの歯科矯正に一貫して疑義を表してきました。歯並びが悪い、噛み合わせが良くないのは遺伝が原因、と考える従来の歯科矯正は、問題の解決策を持ち合わせていないと言います。

「それでも地球は回っている」と言ったガリレオ・ガリレイは、宗教色の強い学会に対して強く反論しました。不正咬合は遺伝によるものではなく、育った環境、ライフスタイルによるものと、ジョン・ミュー先生は考えています。100年前に現代矯正学を創始したアングル先生は、歯を抜かない矯正を目指していました。それでは治らないと、小臼歯抜歯を主導したツイード先生も、晩年は早期治療による非抜歯が正しいと認めています。

全ての教えは ある程度
過去の知識になります
私は若かりし学生時代から
いつも真実の探求に興味がありました
歯科矯正を学んだとき
多くの不確実性があることに
 すぐに気が付きました
彼らは不正咬合の原因を
本当に知りませんでした
それは実に間違っていると思いました
原因が不明なら問題を論ずるべきです
残念なことに今もその状況は変わりません
ほとんどの矯正医は 治療している状態の
 発生原因を知りません
私は調査研究から開始して
治療技術を開発しました
不正咬合(の原因)をよく説明でき
 より良い治療結果を得ました
当然私はこれを公開したかったので
1972年に英国矯正歯科学会に
 連絡しました
私はその学会の一員でした
いくつかの比較研究を行いたいと
 学会に申し入れました
こっちの症例 あっちの症例と
個別に研究するより効果的です
私の方法による20症例と
様々な方法による20症例を
比較検討するという研究です
それが一番良い方法だと思いました
実際に上手くいったのを見ました
全ての考えや理論とは区別してです
広範囲に働きかけ説得したところ
実際に英国矯正歯科学会が
(比較研究を)許可しました
そこで各大学の教授に手紙を書きました
さらに興味を示しそうな矯正歯科医の
グループへ計30通の手紙を出しました
 驚くべきことに
比較研究をしようとした人は
 1人もいませんでした
私は20症例実施するように
 提案しましたが
 彼らが言うには
不正咬合は非常に多種多様なので
比較のためには100症例以上が
 必要だと言われました
 結論を導くためにです
それは私にとって全く無理でした
小さな個人開業医だったからです
私は他の矯正歯科医と本当に
 疎遠になりました
 私は膨大な数の
異なる機関に手紙を書きました
仲裁を頼み 何らかの比較研究が
 できるように頼みました
しかし 矯正医たちはますます
 慎重になりました
私がやろうとしていることを
 理解するにつれて
どんな比較研究に対しても
反対するようになりました
 やがて 1998年に
私は若い女の子を治療し 
 良い結果を得ました
彼女のお母さんはリポーターでした
彼女に 矯正医が私の治療方法の
考慮さえも拒んでいると伝えると
彼女はとても深刻にとらえ
BBC(英国放送協会)の番組で
 取り上げてくれました
私は番組で思うところを言いました
矯正治療の結果として 20%の症例は
とてもダメージを受けています
さらに30%の症例では 
わずかにダメージを受けています
実際はそれより 多くの顔が
矯正でダメージを受けていますが 
それはまた別な問題となり
私はそれを証明できません
この番組は英国全土で
大きな反響を呼びました
私が覚えているのは
5つの日刊主要新聞が
一面もしくは特集記事のなかで
 取り上げてくれました
その結果 矯正医たちはとても立腹し
一般歯科医さえも 私が発言すべき
 ではなかったと言いました
真実なので私は正しいことをしましたが
矯正医は事実を隠蔽していました
顔貌に多くのダメージを与えています
通常の矯正治療においてです
抜歯した場合は確実です
従来の矯正治療は ほぼ全て
顔を後方へ引き戻します
後方牽引矯正と呼ばれる治療法では
歯が前に出ていると 後ろへ引きます
私達の治療では 歯が前に出ていると
 下顎を前進させて 
このように歯を直立させます
魅力的な成長した顔になり
間違いなく良い顔貌になりましたが
これを見せる機会がありませんでした
全ての矯正治療法は
機械的なものに感じました
それは19世紀初頭に
エドワード・アングル氏が開発しました
彼は優れたアイディアを持ち
 今で言うところの
固定式矯正装置を開発しました
全ての歯にブラケットを付けて
 歯並びを整えます
歯を抜いて治療すべきでないと
 彼は強く信じていました
顔にダメージを与えるからです
 彼の生徒の一人に
チャールズ・ツイード氏がいました
ツイード氏は 全ての患者さんの
全ての歯のスペースを作るのは不可能と感じ
 抜歯を始めました
実際に上下左右の小臼歯を抜歯したので
彼の治療法は4速フロアシフト
(Four on the Floor)として知られ
 4本を抜歯します
エドワード・アングル氏は
非抜歯を主張していました
舌と唇は 歯をコントロールするからです
チャールズ・ツイード氏は
非常に異なる方法を提唱していました
しかし彼の執筆を読む機会がありました
彼がリタイヤする数年前の執筆です
彼は完全に考えを変えていて
後年にこう言いました
患者さんがとにかく若い時に治療し
 決して抜歯せずに
舌と顎の姿勢位置を正すように
 努めるべきです
まさに今の私が信ずるところです
 事実 矯正歯科医は
悪い歯並びの症状を治療しています
不揃いの歯並びは問題なので
治すべきだと 矯正医は言いますが
歯並びが悪くなる原因を調べずに
機械的方法で治す傾向があります
私はそれを支持していません
一番いいのは早期治療です
子供が成長中に治療すれば
顎が確実に正常に発達します

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