【第50回】稼ぐ力と歯ならび

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スタートから2年が経ち、ブログも50回を数えるまでになりました。当初を振り返れば、気負いばかりが先立ち、患者さん視点に欠ける点が多々ありました。例えば、ウェブサイトの【歯並びの大切さ】として1番目に取り上げたのが、「英語学習と歯ならび」でした。グローバル時代のビジネスマンに、キレイな歯並びは必須アイテムとばかりに確信していたのですが、はたして何%の人が、グローバルビジネスの世界に身を置くことになるのでしょうか。

「読み・書き・聞く・話す」と4つの能力を高めようと、英語教育の改革の議論が進められています。しかし、これとても、何割の人が将来、英語を必要とするのでしょうか。おそらく、3分の1かと。あとの3分の2は、「ヘイSILI、これを訳してくれ」とスマホにしゃべれば事足りる。もはやそんな世界が現実にあるのですから。だから、英語を学ぶ時間を、他の学習に向けたほうが良いのではとさえ思うのです。もちろん、1割ほどの人は英語漬けの生活をおくる必要があります。

ICT技術の進歩はこれから、ロボットや人工知能として私達の世界に深くかかわってきます。そんな時代にあっても、失業せずに、稼ぐ力を身につける。そのためには、情感豊かな人間力とコミュニケーション能力、問題認識と課題解決力、そして生涯を通じた変化力でしょう。どんなに高度な知識や技術でさえ、同じ事をくり返す仕事は、ロボットに取って代えられます。

コンビニやスーパーができて、食品をストックする必要が無くなったように、スマホは知識をストックする必要が全く無くなりました。想像してみてください。リュックの中に、百科事典と辞書を10冊、カメラとラジカセ(?)、電話とお手紙セット、DVDプレーヤーとハンディTVを持って歩いていた時代を。それらは全て、スマホのボタン1個になりました。リュックが必要なくなり、記憶する時間がいらなくなりました。その分、理解力と探索力、他人と協働する力、創造力や芸術性などが求められています。

歯並びはその人の健康に深く関るだけでなく、その人の人間力とコミュニケーション能力を高める効果があります。これからの日本の若い人には、キレイに整った歯並びで時代を切り開いていただきたいと思います。世界中の普通の家庭の子どもたちは、ごく当たり前に歯並びを治しています。それは歯並びが悪いとハンディキャップとなり、職業選択もままならないからです。正しく美しい歯並びを獲得して、稼ぐ力を身に付けていただきたいと願っています。

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