日本ファンドレイジング大会に参加して

【第57回】日本ファンドレイジング大会に参加して

FRJ2016

ファンドレイジングとは資金調達のことです。非営利組織や社団・公益法人などの運営資金を工面する方策をいいます。会場となった芝浦工業大学・豊洲キャンパスには、全国から1300名ほどが参加していました。参加者の所属先は、NPO組織・民間企業・公共セクター・投資ファンド・中間支援組織と多岐にわたります。2日間を通して充実のプログラムが組まれ、心地よいほどに良くオーガナイズされたコンベンションでした。50以上のセッション・ブース展示・懇親会が時間配分され、旧知を暖めるもよし、興味のあるテーマを追いかえるもよし、社会貢献に関係する方ならば、一度は覗いてみたいイベントです。

社会貢献のテーマは実にさまざまです。若者就労支援・障害者支援・病児保育・途上国の貧困問題・教育支援・被災者支援、数え上げたら切りがありません。1300人の方々が日々熱い思いで活動しています。組織を代表する皆さんのそれぞれの思いが叶うなら、日本も世界もずっと良くなるでしょう。イベント期間中(3月12日・13日)のNHK報道によれば、震災復興に費やした国の予算は26兆円、毎年GDPの1%を5年間にわたり支出してきました。それでも被災地における復興の実感は3割ほどです。その間に費やされたNPOや福祉法人への支出は総額で500億円ほどです。多いか少ないかは別として、これからの5年間は、インフラなどのハードだけではなく、被災者支援団体のようなソフトパワーにもっと注力しなければならないというのが、番組報道の結論でした。

FRJ2016(ファンドレイジング・ジャパン)には、レジェンドやカリスマもたくさんいらっしゃいます。広島県における犬の殺処分をゼロにした大西健丞(けんすけ)さんは、来年には日本全県で犬の殺処分をゼロにすると言い切っています。フローレンスの駒崎さんは休眠預金(10年以上引き出しが無い銀行口座預金)を社会貢献活動に当てて欲しいと国会議員とともに活動しています。モデルさんのように美しいソフィアバンクの藤沢久美さんは、日本の若者にもっと海外に目を向けて欲しいと、「飛び立て留学」プログラムを提唱し、100億円の寄付を集めています。皆さんゼロキャリアから始めて10年・20年と、その時々の課題と向き合っています。その継続性はやはり、レジェンドであり、カリスマですね。

さてアマポーラオーソはまだ2年のキャリアです。この世界ではまだよちよち歩きです。でも今回のFRJ2016を通じて多くの知己を得ることができました。「枠を越える。力がつながる。」が今回のテーマでした。世界中の普通の家庭の子供たちは、ごく当たり前に歯並びを治しています。歯並びが悪いとハンディキャップとなり、職業選択もままならないからです。国境なき世界を生き抜くために、日本からの発信力を高めるために、そして何よりも人生のQOLを向上するために、正しく美しい歯並びは必須です。アマポーラオーソは政策提言も含め、さまざまな広報活動を行なってまいります。お支援をお願いします。

コメントをどうぞ


友だち追加