タング・タイ(舌小帯短縮症)について 前編



第77回動画は「タング・タイ(舌小帯短縮症)について」の前編をお送りしています。マイク先生とジョン先生が考える、タング・タイの原因と対策について、じっくりとミュー父子のお話に耳を傾けてみましょう。近年、タング・タイの子供たちが増えていると言います。その原因は葉酸の過剰摂取にあるのではと仮説を立てています。タング・タイにより舌を持ち上げられないので、発音や顎成長に多大な支障を及ぼす恐れがあります。

タング・タイ(舌小帯短縮症)について 
 前編
M:舌小帯短縮症はどうすべきでしょうか 
これについて 長い間とても興味があり 
父と話していたので 録画しようと思いました
これは役立ちますし興味深いものです
J:ほとんどの人が 私の意見に
 賛同してくれていないのですが
舌小帯短縮症は環境によるものではなく
遺伝によるものだと 皆が思っています
胚の成長時に 私たちの全ての組織が
ほぼ同時期に形成されると思われます
それは胎内で異なる速さで成長します
明らかに 舌、頬、唇の小帯が
短縮したまま成長した子供がいれば
そうならない子供もいます
原始時代にはそれがなかったと思います
もしあったなら歯並びに影響していたでしょう
今日 見られるのと同様にです
先史時代の遺骨にも証拠があったでしょう
しかし 先史時代の遺骨からは
不正咬合の形跡が何も見つけられません
従って 舌小帯短縮症が消失したのか 
あるいは 当時は存在しなかったかです
M:あなたが話しているのは
舌小帯短縮症で見られる不正咬合の特徴を
示していなかったということですね?
つまり舌小帯短縮症が特定の不正咬合を
引き起こすと思っているのですね?
J:その通りです
M:例えば?
J:舌を持ち上げられないので
 主に上顎骨がくずれます
大抵の場合 前歯部開咬の原因となります
子供は 前歯の間に舌を挟み 
舌を前方へ押し出しているからです
M:舌を口蓋に付けるのではなく?
気付いたことは ごく少数の子供が
実際には 舌小帯短縮症でしたが 
とても良い治療結果を出せたことです
子供がすらすら言えないとき 
同時に口を閉じることに気付きました
舌の動ける距離が制約されていたからです
しかし幸運にも 口を閉じれば
(舌を)口蓋につけることができました
患者さんが 舌小帯短縮症でどれほど
制約を受けているのか 私には分かりません
J:興味深い点として 現代の治療方法で
歯並びを良くすることができるのは確かです
J:ほとんどすべての患者さんにおいて
M:歯列矯正装置の話をしているのですね?
J:そうです 取り外し可能な装置も含めて
M:それでは オーソトロピクス装置でも
M:きれいな歯並びになれるのですね
J:そうです
M:舌小帯短縮症があるかどうかに関わらず
  と言っても過言ではないですか?
J:大抵の場合はそうですね
M:わかりました それでは
この動画をご覧になっている皆様へ 
この背景について少しご紹介します
5、6年前は舌小帯短縮症について
 あまり聞かれませんでした
舌小帯短縮症についてはほんの少しだけで 
あまり話題になっていなかったと思います
しかし 今日では大きなニュースになり 
 医学界では常識です
突然 注目すべき話題になりました
学会や研究発表でテーマに取り上げられるのが
明らかに普通のこととなりました
 舌小帯短縮症は
これからもずっと話題になるでしょう
私達はそれを口内組織係留症 (TOTS)と呼びます
興味深いことに
多くの人が同時に考え始めました
私も考えていて オンラインで投稿したら 
 多くの人が話しだしました
なぜ舌小帯短縮症が増えつつあるのか
 考えていた時でした
 ご存知だと思いますが
私たちが発達時 胎児の発育時に
胚発育はある時 分かれ目ができ 
 手ができます
この分かれ目は完全に消え去ります
選択的アポトーシス(細胞死)が起こり
特定の箇所でアポトーシス(細胞死)が
 起こることで正常に発育します
このアポトーシスが不足すると
舌小帯短縮症になるでしょう
J:そうですね
M:それでは 他のことについて話します
葉酸が正中構造の成長に
関連したのではないかと感じています
J:それは良い仮説です
M:葉酸の不足は
脊椎の発達に関連しています
私の脊椎の1つは形成しませんでした
私の脊柱の辺りは脊椎の1つがありません
なので完全な円状ではなくU型になっています
それは発達が少し不足したためです
明らかにダメージを引き起こすので
全ての妊婦さんへ
葉酸を摂ることをお勧めします
市場にある葉酸は最適な種類のものではない
 というレクチャーを見ました
なので サプリメントで摂取するよりも
ほうれん草などの葉酸豊富な
 葉物野菜を食べるべきです
そうすることで徐々に吸収され良い方法です
サプリメントの錠剤で摂取しても
錠剤から葉酸が徐々に取り除かれます
錠剤を消化する過程においてです
なので錠剤よりも食物から摂取する方が
ずっと良くて 優れています
それがレクチャーでの提案でした 
それを見ていた時に思ったのが
葉酸は正中構造に関連した成分であり
もし葉酸をたくさん摂りすぎれば
全ての正中構造の要素の完成に役立ち
正中構造のアポトーシスの減少を
予防するかバランスを崩すだろうということです
私がコメントした後 他の人たちが
同じコメントをしているのを見ましたが
その人たちは 私のコメントを
 読んでいないと思います
彼ら自身でその判断結果に至ったことは確かです
J:私は個人的にシンプルな回答を探します
 原始人に起きたことは
私たちと彼らとのシンプルで一番明らかな違いは
 彼らは母乳で育ったことです
 しばしば3〜4年間です
 それは乳幼児期から
舌と唇をたくさん活動させます
子供はたくさんの栄養素を
摂取しようとするので一生懸命動かします
お母さんのお乳からです
M:最低でも最初の6〜9か月ですね
J:少なくともです
M:少なくとも母乳から栄養素を摂るべきです
その後は多くはありませんが 少しぐらいは
あなたは 乳幼児の赤ちゃんの
機能条件として提案しているのですね
J:そうです  M:子供が(舌の)
制限を克服するだろうということですね
(舌が)機能すれば制限が無くなるでしょう
最近とても興味深いケースがありました
カリフォルニアから来た男の子が
イギリスへ再移住しました 
ヨーロッパ系のご両親です
とてもいいご両親で インド人のお父さんと
スカンジナビア人のお母さんです
子供さんを診察へ連れて行きました
ジョーイメラー氏に紹介された医院へ
舌小帯短縮症の治療のためです
舌小帯短縮症の手術は効果がなく
 再手術を行いました
彼らが私の所へ来たとき 舌小帯短縮症は
ほとんど解消されていませんでした
ジョーイメラー氏は決して
腕の悪い医者を紹介したりしませんので
必ずや腕の良い医者に診てもらったはずです
再手術が必要ならば 2人の腕のいい先生が
舌小帯短縮症を治療したはずでしたが 
私の所へ来た時には 完全に付着していました
ほとんど先端までです 信じられないほどです 
たくさん傷跡が残り 最悪の状況でした
その子の治療開始後 舌小帯短縮症が
それ自体で少し改善したのに気づきました
これは舌小帯短縮症で2度も
再付着しましたが 今はスペースがあり 
舌のボリュームが拡大しました
明らかに訓練装置の使用が必要であり 
私の飲み込み法を行わなければなりません
それはとても良く機能しているようで 
2度の舌小帯短縮手術よりずっと効果的です
そこが興味深い点です
パート1をご覧頂き、ありがとうございます
引き続きパート2もご視聴お願いします

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