睡眠時にお口をテーピングする



第138回動画は「睡眠時にお口をテーピングする」というお題です。マイク・ミュー先生が「唇を閉じて眠る」ことの効果と方法について解説しています。街に出ると多くの方が、お口を開けて歩いているのがわかります。お口を閉じるのがしんどいのか、お口で呼吸しているからかもしれません。夜間の睡眠時は、なおさらです。仰向けになり、お口まわりの筋肉がゆるむので、多くの方がお口を開けて寝ています。睡眠時のテーピングをお勧めします。

朝起きて、お口が乾いていたり、ヨダレを垂らしていたり、していませんか。睡眠時のお口の開けっ放しは、口臭や虫歯の原因になるほか、イビキや睡眠時無呼吸を誘発します。また、成長期のお子さんの場合は、正常な顎顔面の成長を阻害し、歯並びや噛み合わせに影響します。お口をテーピングして眠ることをお勧めします。しかし、くれぐれも10歳以下のお子さんにはなさらないでください。生命に関わる危険があります。

視聴者コメントから 「僕はずっと口を開けて寝ていました。母親がずっとそうだったよと言っています。高校生の時に睡眠時無呼吸になり、扁桃腺を切除すれば治ると言われ、手術しました。しかし、少しは良くなりましたが、それでも睡眠時無呼吸は続きました。最終的に、お口のテーピングを始めたら大幅に改善できました。」

ミューイングは成長誘導の前提条件を基にし
唇を閉じ 歯を嚙み合わせ 舌を口蓋に付ける 
正しい口腔ポスチャー(姿勢位)が必須です
正常な(顎顔面)成長に誘導し
成長後の顔面の構造バランスに
 良い影響を及ぼすためです
唇を閉じた状態に保つことは重要です
まず寛大な支援者の皆様に感謝申し上げます
皆様が今回のトピックに賛同してくれました
次回以降のトピックに賛同したい方は
動画を公開する数日前にご覧いただけます
動画にお名前を載せられます
どのような方法でも感謝したいので
支援者になることをご検討ください
私はよく 唇はお口の磁石だと思っています
唇を閉じられない患者さんをよく見かけます
待合室に座っている患者さんを観察します
患者さんが診療室に入ってくる様子を見ます
 患者さんの唇を注視します
唇を自然に閉じているのが難しい方が多いです
そのため治療が容易に進みません
ようやく唇を無意識に閉じられるようになれば
全ての治療プロセスが進行します
突然 多くの細かい部分で改善が見られます
それはまるで 自然に唇を閉じる行為が
全てに作用し 顔の成長を促したからです
それを達成せずに 良い治療結果を
 得られたかどうか分かりません
多くの人は睡眠時に苦労しています
意識して唇を閉じるのは簡単です
睡眠時はとても難しいです
睡眠時に唇を閉じるコツをよく聞かれます
睡眠時に唇を閉じている時間は長いです
私たちは生涯の30%を眠っています
唇のポスチャーを保つ時間の3分の1です
起床時に口が乾いていないか確認しましょう
または睡眠中誰かに確認してもらいましょう
イビキの音をチェックするのも役立ちます
アプリには スリープ・サイクル 
スリープ・ベター スリープ・トラッカー
24&7 スリープ・ヘルスなどがあります
 問題は何でしょうか?
ほとんどの人が 鼻先から
アゴ先端までの距離が長すぎます
顔が下向きに回転しているからです
唇を閉じるため無理に引っ張り上げています
多くの人が他の筋肉を使って補っています
オトガイ筋や頬筋を使っています 
典型的な方法は オトガイ筋を使って
アゴの軟組織を引き寄せて
下唇を持ち上げるやり方です
アゴ先の形状にダメージを及ぼします
なので これはできるだけ避けましょう
唇を無意識に閉じているべきです
他の筋肉組織を使って閉じると
顔貌や見た目にダメージを与えます
第一に唇を閉じられるようになったら
その後に技法を習得しましょう
唇を閉じられなければ その効果は
2つの磁石が引き離されているのと同じです
上下に離れた唇を軟組織で引き戻しても
相対的に短すぎるため
口が開いた状態になります
そのため舌が呼吸気道に近づき
イビキや睡眠時無呼吸の原因となります
睡眠時に唇を自然に閉じていることは重要です
良いエビデンスがあります
筋機能療法やミューイングは
睡眠時無呼吸を大きく緩和します
大人の症状が50%緩和するのは印象的です
唇を自然に閉じた状態にすることで
効果が長続きするのに役立ちます
訓練を止めた後も効果が持続します
最初にお勧めするステップは
 唇のテーピングです
2つの取り組み方があり ひとつ目は
唇を強制的にくっ付けることです
ふたつ目は注意を喚起するために貼り付けます
最初は一般的なテープを使って
強制的に唇を閉じることをお勧めします
たくさんの方法と種類がありますが
単に唇が閉じるようにテーピングするだけです
多くの方が 大きなテープを使って
唇をしっかり閉じようとします
それができたら2〜3ヶ月かけて
徐々にテープを細くしていきましょう
試しにテープの幅を調整しながら
唇を閉じないまでも 肌に貼り付けて
唇を完全に閉じる目的ではなく
注意喚起する目的で使ってみましょう
このリップシールテープは以前に
フランク・シーマン先生とご紹介しました
素晴らしいテープですが安価ではありません
でも実際とても良く機能します
このテープは完全に唇を閉じられます
ウッディノーズ マウスストリップ
ブリーズイージー スリープイージーは
ストリップをこのように貼ります
唇を閉じるよう注意喚起する商品もあります
この日本製の商品はより繊細です
上下の唇を真ん中で貼り付けて
完全に閉じるほかに注意喚起としても使えます
多くの方が細いステリストリップを使っています
上下の唇に細く小さく貼り付けます
 それに慣れてきたら
大げさな強制的な注意喚起は必要なくなります
テープのサイズを小さく減らしてみましょう
もはや強制的に唇を閉じるのではなく
注意を喚起するものとして肌に貼り付けます
必ずしも唇を閉じさせる必要はありません
割と長くて薄いテープを使ってみます
これはスリーエム社のマイクロポア・テープです
斜めや様々な向きに貼り付けられます
この目的は唇を閉じた状態に保つ注意喚起です
より丈夫なテープで唇を閉じていたら
少しずつテープを減らしていきましょう
様々なテープの貼り方を試してみましょう
テープを垂直や斜めに貼ったりできます
注意喚起として顔のどの部分にも貼れます
テープで強制的に閉じるのではなく
注意喚起して自発的に閉じるように訓練します

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