魅力的な唇の構造と形態
第55回動画は「魅力的な唇の構造と形態」と題して、マイク・ミュー先生が唇の謎に迫ります。内皮粘膜がめくれて紅色を呈する上下唇は、実に人類だけなのだそうです。理想的な唇の形態とは、その構造とは、飲み込み時のポイントについても紹介しています。
唇と顔貌の魅力について
これは誰もが考えていることです
唇に関しては よく議論され
唇の形から 多くのことが分かります
唇は変化し あなた自身であり 遺伝的です
しかし それは正しく無くて
唇は 唇自体と筋肉を変えることができます
筋肉はシュワルツネッガーさえも変えられます
筋肉を変えることができるなら可能なのです
唇と ほぼ全ての筋肉は
少しの結合組織と 皮膚で覆われています
3つ目の特徴である紅唇縁(Vermilion Border)は
とても興味深い箇所です
消化器系につながる粘膜の皮膚が
体外肌のケラチン皮膚と境界を接する部分です
ここにケラチンがあり 打たれても
叩かれても耐えられる性質があります
口腔内の皮膚は 紅唇縁で体外皮と接し
両サイドに口角があり 中央に
キューピットボウ(上唇の弓形)があります
素晴らしい人中(中央の凹み)があります
人中隆(凹みの両側の突起)がある理由は
体のこの部分とこの部分 中央のこの部分の
3つの異なる方向から集まっているからです
口唇裂が見られる人は
この集合プロセスが機能していません
紅唇縁(バーミリオンボーダー)は魅力的です
紅唇縁は下唇側 特にこの部分が魅力的です
口輪筋を使えば
筋肉は下唇に対して水平になります
唇を閉じて 飲み込んでみましょう
このようにして筋肉を鍛えます
筋肉が増えるにつれ
ここに沿った紅唇縁が消えていきます
理由は下層の筋肉が膨れてくるからです
イラン人の彼女がリップライナを使って
唇の形にそって
ラインを描いていたのを覚えています
彼女は紅唇縁 (Vermilion Border) を
はっきり出そうとしていました
紅唇縁がはっきりと出ている人は
正常に機能している証しだからです
正常に機能している人を美しいと思います
正常に機能している人に
惹かれるようになっているからです
下唇は上唇よりも 僅かに大きいのが
お分りいただけますね
本来は同じ大きさであるべきなのですが
そんな美しい唇を見つけるのは困難です
この下唇は わずかに大きいです
その理由は オトガイ筋を使っているからです
唇をこのように閉じると
オトガイ筋が 下唇を反らすからです
上下の唇は同じ大きさですが
下唇がより見えるので 大きく見えます
下唇全体がひっくり返って 前方に出ています
唇をすぼめる人は
正反対のことを 上下の唇でしています
それは少し魅力を欠く見た目になります
それが唇の機能と姿勢(ポスチャー)であり
それが唇の形を作っています
上唇は時折 TROPHIと呼ばれるものになります
(注)Trophi は口器 特に上唇をいう
下唇がもし全ての作用・働きをしているなら
オトガイ筋を使っています
そのため上唇は 全く何もしなくなります
上唇の形や境目が 分からない人がいます
機能する時 話す時 安静時に見ても
そのような人達の上唇は何もしていません
下唇が 上唇の働きを代替しているからです
大抵そのような人達は この距離が長いです
この上の距離が短く この下の距離が長いです
唇がいかに多芸で動的であるかに驚かされます
良い唇の形をしている人を見ると
彼ら彼女らは日常的に唇を閉じ
そして良い機能(働き・作用)をしています
私が意味する良い機能とは
このように飲み込んでいる人です
このように飲み込むべきではありません
唇は 飲み込み時は静的になるべきで
私が見たきれいな女性のほとんどが
このように飲み込みます
ほとんど唇を動かさず
それが良い機能をもたらします
それが形の良い唇をつくるのです
それが全てです