舌とイビキと睡眠時無呼吸
第112回動画は、「舌とイビキと睡眠時無呼吸」というタイトルで、18年4月頃に日本テレビ系列の朝の番組「スッキリ」で放送された、睡眠不足で全くスッキリできない、現代人の問題を紹介させていただきました。もしかすると、放送著作権の関係で消去せざるを得ないかもしれませんが、とても重要なことなので敢えてアップさせていただきました。
番組では、開いた口から息を吸い込み、息を吐いていますが、これは正しくありません。睡眠時においても鼻で呼吸すべきです。口呼吸それ自体が、舌をドロップさせて呼吸気道を狭くします。睡眠時に口を開けてしまう方には、リップシールがお勧めです。薬局で販売されていますし、市販の絆創膏(紙テープ)でも十分です。横向きに眠ることはマストです。リュックは無理でも、テニスボールを背中に当てる工夫をしてみてください。枕を少し高くして、仰向けに寝にくいように調節しましょう。
イビキと睡眠時無呼吸の原因は、加齢・肥満・小さい後退したアゴです。それと飲酒もあります。原因が重なると、10年寿命を縮めるという報告もあります。加齢は避けられませんが、舌周りの筋肉の運動がお勧めです。口腔筋機能療法といい、歯医者さんに専門のセラピストがいます。肥満と飲酒は本人の努力です。NPOアマポーラオーソは、小さい後退したアゴがもたらす、歯並びと噛み合わせの悪さ、呼吸障害、睡眠障害の問題解決に取り組んでいます。