タングスラスト vs タングポスチャー
第163回動画は「タングスラスト vs タングポスチャー」と題して、サラさんのビデオメッセージをお送りしています。タングスラスト、あるいは、タングスラストをともなう飲み込みパターンは、口腔筋機能療法の分野において、最も多く議論されてきた話題です。タングスラストは飲み込み時に、舌が歯を押し出す動作です。
このような誤った飲み込みパターンは、サラさんたちセラピストにとって、大きな問題でした。しかし、ようやく分かったことは、顎顔面の成長と発達に関して言えば、タングスラストは、タングポスチャーほどに問題にならないということです。舌(タング)は、お口の天井(口蓋)に付いていて、前から後ろまで全部を占めているべきです。もしも、舌がいつも口腔内の底に留まっているならば、生涯にわたる健康問題や、顎顔面の機能障害を生じることでしょう。
この動画では、顎顔面の成長発達において、舌のポスチャーがいかに重要かを示しています。そして何故、タングスラストがこれほどに過大評価されてきたのか。これらの点を、呼吸気道を中心においた治療を手がけている矯正歯科医のブライアン・ホッケル先生に教えていただきました。ホッケル先生のウェブサイトは以下のアドレスから。 https://www.hockel.com/
タング・スラスト vs タング・ポスチャー
こんにちは サラ・ホーンスビーです
ネットでつながる口腔筋機能療法士です
筋機能療法について動画を投稿しています
今回の動画は
ある矯正医によりインスパイヤされました
先日お会いしたときに
とても素晴らしいお話をされました
彼の名前は ブライアン・ホッケル先生です
( Dr.Brian Hockel )
サンフランシスコ近郊でご活躍されています
オーソトロピクス治療の先生をお探しであれば
先生は経験が豊富なので 特にお勧めできます
先生とお話した内容は
舌の役割と
タングスラストのある飲み込み方でした
長年にわたり
タングスラストを話題にしてきました
タングスラストとは
舌を前方に押す出す習慣です
飲み込むたびに 舌で歯を押すと
開咬(オープンバイト)になります
前歯が開いた状態を 前歯部開咬といいます
時には 側方開咬や 後方開咬にもなります
そのためタングスラストはとても重要でした
真実を完全に理解するまでは
もしタングスラストの飲み込み方をしているなら
舌の位置が低いです
長年にわたり 分かってきたのは
舌を前方へ押し出すタングスラストは
お口の発達と構造に
それほど重要ではないということです
60~70年代に考えられていたより
舌のポスチャー(姿勢位)とは
舌が口蓋に付いていて
唇を閉じて 鼻で呼吸することです
それによって 子供の顔と顎が
まともに成長し 口蓋が拡大します
幼児期から 鼻で呼吸し 唇を閉じて
舌を口蓋にペッタリと付けて
舌で口腔内を 3次元的に充たせば
顔はより最適に成長します
舌が低い位置にあり
口を開けっ放しにしているよりもです
タングスラストは 実際には付随現象であり
口腔筋機能障害や 機能不全の
根本的な原因ではありません
これはホッケル先生のおかげです
皆さんがこの動画で
理解されることを願っています
タングスラストは起きている問題に対して
過大評価されていると思います
実際には 低い舌ポスチャーの
修正に取り組む必要があります
それは タング・タイもしくは
口呼吸と関連しています
口腔筋機能療法士に相談するか
オーソトロピクス治療の歯科医や
矯正医に相談しましょう
呼吸気道や 舌のポスチャーを
診てくれるなら 大いに助けになります
ご質問やコメントをお待ちしています
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