サイモン・ウォン先生のレクチャー



第162回動画は「サイモン・ウォン先生のレクチャー」のご紹介です。ドレク・マホニー先生が主宰するスタディクラブ EODOの、Simon Wong 先生による顎顔面成長誘導に関する講習会です。正しくは、Dentfacial Orthopedics なので、歯・顔面整形 が学術的に正確な表現ですが、分かりにくいので、顎顔面矯正もしくは顎顔面成長誘導と言っています。最終的には、Dentofacial Orthotropics が正しいのですが、まだ一般的でないようです。

サイモン・ウォン先生は、オーストラリアのメルボルン大学を卒業後、91年から臨床家としてご活躍されています。ジョン・ミュー先生と、ビル・ハン先生に師事しました。現在は、カリフォルニアのサンドラ・カーン先生とともに、 FORWARDONTICS を主宰されています。London School of Facial Orthotropics の講師も務めています。早期治療・早期介入で、子供たちのアゴと顔を育てることにより、呼吸と睡眠と歯並びを改善できます。とにかく子供たちを助けたいという強い情熱にあふれた先生です。どこか修行者のような、ストイックな雰囲気のある先生です。

今日は ドレク・マホニーです
 サイモン・ウォン先生の
顎顔面矯正に関する講演を予定しています
サイモン先生は ジョン・ミュー先生と
ビル・ハン先生から 技法を学びました
オーソトロピクスという技法で 
基本的に成長誘導に関するものです
若い子供たちに見られる傾向として
垂直方向への成長と 狭い上アゴ 
後退した下アゴの 傾向が見られます
従来の矯正器具だけでは顔貌を向上できません
従来の方法は 上の歯2本を抜歯して
 前歯を引っ込めました
最適な方法は 上アゴのアーチを発達させ 
 下アゴを前に出すことです
ジョン・ミュー先生は 素晴らしい装置を開発し
 バイオブロックと名づけました
バイオブロックの ステージ1では
 歯列弓を拡大し
ステージ2では 噛みながら拡大を維持します
ステージ3はポスチャー(姿勢位)装置を用います
この装置は お子さんの噛み合わせを
下向きから上向きに変化させ
結果的に アゴが垂直方向から 
 前方への成長に変化します
この患者さんの素晴らしい結果をご覧ください
垂直方向の成長と 10ミリの上顎前突が
(水平と言っているが手は垂直を示している)
抜歯無しで 正常な噛み合わせになりました
とても効果的な技法だと思います
サイモン先生はこの技法にとても詳しいです
先生はポスチャー(姿勢位)も含め 
全てを提供してくれると思います
先生はGOPexの出版にも参画しました
(Good Oral Posture Exercises)
サンドラ・カーン先生との共著です
お二人は前方矯正法という技法を開発しました
(forwardontics.comをご参照ください)
サンドラ先生は米国の素晴らしい矯正歯科医で
胸と頭で固定するフェイスマスクを開発しました
(下アゴの)後方回転を伴わずに 
(上アゴの)前方牽引を行うことができます
先生のコースでは 多くのことを
学べるので とにかくお勧めします
矯正歯科医でこの治療法をご存知無いなら
貴医院で提供できる素晴らしい治療法です
早期治療に取り組みたい一般歯科の先生にも 
 とても良いコースです
 今後のプログラムで
お会いできることを楽しみにしています
お知らせですが EODOは現在も
3年間のミニ専門医研修を継続しています
筋機能療法や 顎顔面矯正および
クリアアライナーや固定式矯正装置を用いた
包括的な歯科矯正法を学んでいます
 コース詳細は
EODOのスタッフにお問合せください
今回の動画は オーソトロピクスの用語と
サイモン・ウォン先生のご紹介です
先生がこの同じフィロソフィーの中で
何を提供してくれるかです

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