笑顔という共通言語

【第66回】笑顔という共通言語

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今回はいつも読んでいるブログ【実践英語講座】からシェアさせて頂きました。

3倍の笑顔にするためにも、美しい歯並びはマストですね。「笑顔こそが言葉

を超えた基本中の基本のコミュニケーション・スキル」ですね。

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┃1┃ 【今週のコラム】 Vol.214 シャイな日本人が“無意識に”損すること

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堪能な英語力を駆使して米国で活躍する日本人ビジネスパーソンがいます。

彼らの中には、残念ながら「米国人と渡り合うには、アグレッシブ(攻撃的)

にならなくてはならない」と勘違いしている、と『なぜあの人は中学英語で

世界のトップを説得できるのか』(ソフトバンク新書)の著者で、ハワイで英

語学校を経営しているマット・カーター氏は忠告します。英語力は完璧なの

ですが、「感じ良く見せるための技術」を身につけてない人が多いのだと言

います。「感じ良く見せるための技術」について同書で記述しているのです

が、その筆頭にカーター氏があげるのが、笑顔です。

◆お客の立場であっても、店員に対して笑顔で反応しなければならない

みなさんは、米国などに海外旅行や海外出張したときに、お店に入って飲食

や買い物をしたことがあると思います。入店した自分を見つけた店員は笑顔

で“Hi”などと声をかけてくると思います。みなさんは、店員から挨拶され

た時、どのように反応しているでしょうか?

日本でも店員は「いらっしゃいませ」と声をかけてきますので、海外のお店

に入ったときも一緒ですね。日本だと、客は無反応で挨拶してきた店員を無

視するかのような反応をしているのではないでしょうか?米国のお店に入っ

た時、いつものくせで日本にいる時と同じ無視するような態度で応じてしま

いそうですが、それで良いのでしょうか?

そのままのマナーで英語圏に行ってしまうと、「この無表情な客は何?飲食

やショッピングが目的ではなく、盗みでも働こうとしているの?」と思われ

てしまうのだと同書に記述があります。カーター氏は、ハワイを旅行中の日

本人観光客を街で見かけて、いつもひやひやしてしまうのが、店に入った時

の日本人の態度だと言います。ビジネス相手も同席している飲食や打ち合わ

せの場で店員を無視するような失態を見せてしまうと「常識に欠ける人」と

の烙印を押されかねない行為とのことなので注意が必要です。照れたような

薄い笑いではなく、はっきりとした笑顔で“Hi”と店員に応じましょう。

特に、米国のような多民族国家では、笑顔という共通言語でコミュニケーシ

ョンする必要があるのだとカーター氏は言います。大げさに聞こえるかもし

れませんが、得体の知れない相手同士でまずは警戒心や敵対心を解くために

必要不可欠なツールが笑顔なのだとカーター氏は言います。「私は決して怪

しいものではありません」ということを笑顔で相手にアピールするわけでで

すね。

◆英語を話すときも聞くときも、「渋い顔」や「苦痛な顔」をしてはいけない

もう一つ気をつけなければいけないことがあります。英語を話す段になると、

緊張のせいかあるいは真剣になりすぎるせいか「渋い顔」や「苦痛な顔」に

知らず知らずのうちになってしまっていないでしょうか? 日本人の相当の

割合の人が、これに当てはまるのだとカーター氏は言います。相手からする

と、「英語を話すのが苦手だから顔がしかめっ面になったり顔がこわばった

りする」ということは想像がつかないことなのだとカーター氏は言います。

相手からすると、嫌な顔をするということは、「嫌われている、会話をした

くない相手だと思われている」と感じてしまうのです。

英語で何を言ったらいいか咄嗟に思いつかなかったりすると、頭の中から英

語を絞り出そうとして難しい顔になってしまいがちです。考える時間が欲し

い時にも決して難しい顔をせずに、ゆったりとリラックスした表情を保って

崩してはいけません。こちらが不快な気持ちを表現しながら英語を話してし

まうと、こちらは英語という言語に対する苦手意識なのに、相手には「コミ

ュニケーションそのものが苦痛である」というサインとして伝わってしまい

ます。結果として、相手もこちらとのコミュニケーションが不快・苦痛にな

ってしまうのです。

◆欧米式の「笑顔」のつくり方——いつもの「3倍の笑顔」を見せよう

みなさんも普段から笑顔を見せていると思います。しかし、英語圏の人の

「笑顔の大きさ」と比べると日本人のそれは明らかに小さいため、「笑顔が

笑顔に見えない」とカーター氏は指摘します。日本人の常識では「そんなに

笑顔を見せなくても…」「笑顔すぎてうさんくさい」「やりすぎじゃない?」

というぐらいの大げさとも言えるレベルで、やっと欧米人に笑顔として伝わ

るのだとカーター氏はアドバイスします。ですから日本人はいつもの3倍ぐら

いの大きな笑顔をしないと、相手にはスマイルをしていると見てもらえませ

ん。具体的にどうすれば笑顔ができるのかと言えば、とりあえず口を大きく

開けることを心がけることをカーター氏はすすめます。そうするだけで表情

が大きくなり、相手に伝わりやすくなります。日本人のいつもの3倍の大きな

笑顔がどんなものか、具体的にイメージするには、例えば素晴らしい誕生日

プレゼントをもらって包みを開けたときの表情を思い出します。日本人同士

であれば、うっすらと済ました笑顔を浮かべるだけで笑顔ということが伝わ

りますが、欧米人の笑顔は「笑い顔」に近いということです。

いかがでしたでしょうか。

「日本の中学や高校の英語の授業や英会話スクールでも、まず真っ先に「3

倍の笑顔」を練習すればいいのに…」とカーター氏は残念がります。そのほ

うが文法を教えるよりも、はるかに簡単で効果的なコミュニケーションにな

ると言います。わざわざお金を払って笑顔を学ぶなどバカバカしいと思うか

もしれませんが、お金を払う価値があるのだと言います。笑顔こそが言葉を

超えた基本中の基本のコミュニケーション・スキルであり、万国共通の“人

に好感を与える技術”です。カーター氏のイチオシの笑顔は女優ジュリア・

ロバーツさんで、“コピー”することをすすめています。下の◆ソース◆に

ジュリア・ロバーツさんの来日記者会見時のYoutubeのURLを記しておきます。

ぜひご覧ください。

◆ソース◆

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『なぜあの人は、中学英語でもネイティブと仕事ができるのか?』

(SBクリエイティブ)

http://www.amazon.co.jp/dp/4797368586

pp.40−41、53−62、76−77

『食べて、祈って、恋をして』 ジュリア・ロバーツ来日記者会見

https://www.youtube.com/watch?v=wUkETQTIgls

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