タング・タイ(舌小帯短縮症)とその治療法 後編



第78回動画は「タング・タイ(舌小帯短縮症)とその治療法」の後編をお送りしています。幼児期に検診を受けることが推奨される、タング・タイの問題は近年、その重要性と多発性が認識されています。タング・タイ切除術の前後に、舌の動きを活発にする機能訓練を受けることが、手術を成功させる必須条件と言われています。また、母乳哺育が長いほど、乳幼児の舌と顎の働きを促進し、タング・タイを予防できると言います。さらに、マイク・ミュー先生は、舌が上顎口蓋に収まるスペースを確保しないかぎり、タング・タイの手術は成功しないだろうと言っています。

タング・タイ(舌小帯短縮症)とその治療法 後編
タング・タイが2度も再付着しました
そこで 舌スペースを大きくすることにより
訓練装置を使うことが可能となり
飲み込み法のエクササイズを行うことで
明らかに2回の手術よりも効果的でした
そのことに本当に興味を持ちました
逆に興味深かったことは 数人の盲目人に
タング・タイの手術後
全身的に根本的な変化が起きたことです
まるで体が自由になったかのような
解放され このような抑制された姿勢から
適切に立てるようになりました
なので タング・タイ除去に関しては
まだはっきりと言えません
その点を総合的に考えると
人の活動の違いではないかと思います
タング・タイ(舌小帯短縮症)があっても
舌を活動的にすれば再発しないでしょう
タング・タイがあり 舌を活発に動かさないと
M:すみません
タング・タイ手術のことですね?
J:お好きなように呼んでください
切除することで実際に解放され
舌の動きが自由になります
それから再付着します
舌の動きを維持しない限りは
知り合いの医師で ほとんどの時間を
タング・タイ切除を ほぼフルタイムで
行っている人もいます
M:何人かのとても信頼できる
立派で誠実な医師に会いました
中にはそうでない医師もいますが
タング・タイの患者さんを数人
手術のために 英国内の医師へ送りましたが
多少の良し悪しはありますが
どのケースも全く納得がいかないものでした
最近ある患者さんを診ました
(患者さんの)母親には何も言いませんでしたが
子供さんの口腔内を見たら
時間の無駄だったことが一目瞭然でした
そこで 私が実際に外科医に連絡を取り
このことについて伝えようと思います
その外科医はこれに関してGA保持だと思います
その外科医へ意見を述べる必要があります
怒らせないように伝えるつもりですが
この全てに対して心配なことがあります
タング・タイについて最初に聞いたとき
いくつかのカンファレンスに行きました
しかし今ではより不確かに感じています
J:私も過去に同じような経験をしました
60年代に遡ります
タング・タイは除去すべきと言われていたので
私は当時切除していました
M:一人で行っていましたか?
J:そうです 当時の医師はとにかく忙しかった
覚えているかと思いますが 私は外科医でした
しかし あまり変化は見られませんでした
なので 徐々に誰も行わなくなりました
あなたが言うとおり
4、5年前まで聞きませんでした
M:手術は60年代によく行われて
いたのですね?  J:そうです
M:乳幼児に見つかればどうしていましたか?
大きな舌小帯が見つかれば
手術していたと思います
M:数年前にLAの会議に行ったとき
ブラジルでは出生時に
タング・タイをチェックしなければならない
という法律があると聞きました
できるだけ早くタング・タイ手術をします
法律で決まっているのか分かりませんが
少なくとも出生時のチェックは必須です
イギリスでも同様のことが
義務付けられていることを知っています
私たちは60年代に逆戻りしたと思いますか?
J:確かに昔から 明らかな証拠はありません
その原因や処置法についてです
そのため一つの結論に至るには危険があります
安全性に重きをおく必要があると思います
母乳で育てることで解決が得られるでしょう
イギリス人だけでなく他国の人でさえも
突然に 3〜4年間にわたり
母乳で育て始めることはないでしょう
M:そうですね
その可能性は極めて低いと思います
そのため 妥協点を見つける必要があります
何らかの形で
時は巻き戻せず 先史時代には戻れません
子供たちの健康と発達のために 私たちは
人々を助けながらも進化しなければなりません
J:実際 哺乳瓶で育てても
舌を使って吸い込んで
とても強く押し出すことを強いられます
赤ちゃんに(穴の大きい)吸い口をあげて
簡単に飲ませない限りは
中にはそうする人もいます 赤ちゃんには
懸命に吸い込ませなければならないと思います
舌をしっかりと口蓋に付けさせるべきです
すると必ず 舌小帯が伸びます
加えて いくつかのエクササイズがあります
大まかに言えば 舌小帯切除手術の
代わりになるかと思います
M:そうですね
それはいい包括的な助言ですね
2人目の子供のズリーナには
葉酸のサプリメントではなく
週2回の ほうれん草を与えました
ズリーナはタング・タイの心配がありませんが
ジェシカはタング・タイの問題が少しあります
話を戻して 寄せられたコメントの一つは
明らかに タング・タイ(舌小帯)と
リップ・タイ(上唇小帯)の関係です
これらの2つは関連しています
それは母乳育児の哲学に当てはまります
授乳中に上唇を動かしていると思いますか?
J:わずかですがそうですね
たくさんではありません 繰り返しますが
舌と唇がしっかり大きく動くと
全ての小帯がそれ自体で調節されると思います
M:でも上唇はあまり動かないですよね?
J:そう確信するに至っていません
M:そこで私が行ったことは スタッフに
全ての患者さんの タング・タイの写真を
撮ってもらいました
タングタイ(舌小帯短縮症)の有無に関わらず
医院相談に来た患者さん全員のタングタイです
相談に来た人と治療を受けた人々です
良い記録を集められたので
将来 それを見直すことができます
治療を受けなかった何人かの患者さんに
再訪して頂ければ 対照群が得られます
J:そうですね
良い目的研究が必要ですね
タング・タイについては多くの見解があり
コンセンサスは得られていません
M:LAのカンファレンスに行ったとき
マルシアというブラジル人女性に尋ねました
「タング・タイ手術をすべきかどうか」と
私にはタング・タイの患者さんがいました
なので カンファレンスに行き 患者さんへ
科学的根拠を与える必要があると思いました
お母さんから質問されたので
帰国後に返答ができるでしょうと伝えました
ブラジル人女性のマルシアさんに尋ねました
タングタイ手術をすべきかどうか彼女の返答は
「何か問題を抱えていますか?」
特に問題はまだ無さそうでした
私が医師として何をすべきか
その具体的な根拠はあるのか
それについて考えを尽くす必要があると思います
J:それはもっともですが
舌小帯が動きを制限してしまうことは確かです
私は除去について反対していません
あなたがもし除去に反対するならば
関連している組織が その後
活動的であることを確かめなければなりません
そうしないと 再び閉じてしまいます
M:私が信じるに
舌の収まるスペースが拡大しない限り
タング・タイ手術を行いません
舌スペースが上向き前方に拡大しないかぎり
舌が収まるスペースを確保できません
それは上顎が上向き前方に向かって
発達していないからです
そうでないと 舌が程よい頻度で
ストレッチできません
多くの人が尋ねてきます
私は術後の子供さんや患者さんに
エクササイズをするように言います
人々がどれくらい
エクササイズをすべきか考えてみます
舌のスペースを十分に確保でき
自然に食べ物を飲み込めるようになるには
エクササイズを行わなければならず
それが一番効果的だと思います
まだ十分な症例が無いので
しっかり結論付けできず
現時点では はっきりと言えません
J:確証が得られるといいですね
M:そうですね それとイギリス国内で
本当に信頼できる外科医を見つけたいのです
経済的に負担の少ない医師が
まだ見つかっていません
マルコム先生はとても良い結果を出してますが
さらに数人の医師を見つける必要があります
以上が 私の現時点における
タング・タイに関する見解です
どのような展開になるのか
見極めなければなりません
私は観察し できれば
ある時点で患者さんの再検査をして
いくつか指針を与えられれば
いいなと思っています
適切に業務をこなすスタッフが不足しています
これに関しては情報が必要です

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