私がオーソトロピクスにインスパイアされた訳とは? パート2




第16回の医療従事者向け矯正動画は、前回に続き、【私がオーソトロピクスにインスパイアされた訳とは?】というタイトルで、後半5分間のパート2をお送りします。顎矯正手術 Orthognathic Surgery が良好な結果を示す一方で、遠心誘導を是とする伝統的な歯科矯正に疑問を感じるところから、オーソトロピクスを発想するに至りました。


外科矯正で何が成し遂げられるかについて、
とてもたくさんのことを教えてくれました
そこで私が観察した、ある興味深いことは
顎と歯を全て前方に出すことで、
とても素晴らしい結果を得ていたことです
明らかにこれは患者さんの容貌を良くしていました
歯科矯正は多くの場合、遠心に動かす傾向にあったので
これは明らかに禁忌でした
困惑し、どちらかが正しくて、どちらかが間違っている。
両方正しいはずがないと自分自身に言い聞かせました
それについて、私自身とても長い期間をかけて調査しました
顔が前方に成長すれば、より良い容貌になれる
ということが徐々に分かり始めました
顔が前方ではなく、下向きに成長する人がいる
のは何故かについて考えてみると
それは単純な問題であると気が付きました。
子供がどれほどの期間、開口のままでいたのかに依ります
口を閉じている子供は顔が前方に成長し
口を開けっぱなしにしている子供の顔は
下向きに成長します
結果はとても顕著で、長く口を開けている人は
あまり好ましくない容貌に成長しているので、
私は親御さんにこの事実を知ってもらいたいのです
そこで計画を少し変えて
顎の位置を変えるのではなく
問題のあるお子さんの、
舌の位置を変えるように努めました
お子さんが口を閉じた状態でのみ、
心地よく感じる装置を開発しました
これを完成させるのに何年もかかりました
今では世界中で使用されるようになり、
シンプルなコンセプトで、上顎に取り付けられます
この装置は、子供さんが口を閉じている間は
心地よく感じられますが
顎が下がると突起が歯茎に当たり、不快に感じます。
とてもシンプルな概念ですが
最初に思いつくのは難しかったですが、
実際に(治療に)用いることは昨今でも難しいです
他の問題も見られ、基本的に多くの子供さんが
舌を上下の歯間に置きすぎていることです
そうする子供は舌足らずな話し方をするので、
認識しやすく、このように話します
舌が上下の歯間に介在するのが見られ、
これは歯の噛み合わせに悪影響を及ぼします
本質的に、前歯は臼歯よりも噛みやすい傾向にあります
しかし時には、前歯が開いているため舌が前に出て、
臼歯が当たっているという場合もあります
これら全ての問題は、
舌を押し出すことによって起こるのではなく
患者さんが安静時に舌をどこに置いているかに依ります
そこで私は再び装置を開発しました
子供さんが舌を誤った位置に置くと
不快に感じるものと同じです
口を閉じることや、舌を口蓋に付けるように
教えることはとても難しいですが
これらの装置でより簡単になり、本当にこれが理由で
オーソトロピクスが成功していると思います。
それは、基本的に正しく成長するように目的化されています
覚えておいてほしいのは、
成長期で使われた時のみ、効果的ということです
なので問題が認められたら、
すぐに治療を開始するようにしています
早ければ3歳か4歳でしょう
一般的には6歳か7歳ですが
治療が必要でないとしても、
8歳以降は治療を遅らせないことが大切です
舌の位置関係を理解している人の意見を聞くことが賢明です
全般的にこれらはオーソトロピクスであって、
一般的に、歯科矯正の先生は
子供さんが12〜14歳頃の成長期が終わるまで待って、
治療する傾向があります
オーソトロピクスは大抵早い段階で始めた方が良く、
もし何か気になることがあれば
お子さんがまだ小さい段階でアドバイスを受けるべきです

コメントをどうぞ


友だち追加