アゴに関係する４つの話題

【第111回ブログ】は顔貌・顔立ち・容姿について、アゴに関係する４つの話題を拾ってみました。

【エラの張った顔立ち】

写真はおそらく美容整形の広告で、左がビフォー、右がアフターでしょう。顎の骨を削ってエラを無くしたものと思われます。一般的に右のほうが好ましいと思われるかもしれませんが、中には、顎のラインが無いことを悩みに思う方もいらっしゃいます。

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顎の関節は耳の前にあります。大きく口を開けると動くので、顎関節の位置がわかります。この関節から下に向かった線と、オトガイからの水平線が交わる角度が、直角に近いほどエラの張った顔立ちになります。

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また、正面から見て左右に張り出していれば、これもエラの張った顔と判断されます。男女問わず、しっかりした顎を好むのか、ほっそりした顎がいいのか、人それぞれですが、顎の形態は成長過程で大きく変化します。

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【小顔の魅力とは】

女性の半数は小顔に憧れを持っているといわれます。小顔の魅力とは何でしょうか？　それは男女の性差にあると考えられます。男性の平均身長が高く、女性の身長が低いように、顔の大きさも大きければ男性的で、小さければ女性的とみられるからです。

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鼻柱が強調され、顎がしっかりしていると、より男性的な顔立ちになります。ヒゲがあるのもポイントですね。対して、細いオトガイと少し上を向いた鼻先は可愛らしく、女性的なイメージがあります。

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ところで歯の大きさは、男女間であまり差が無いので、顎の小さい小顔の女性は、歯並びが悪くなりがちです。審美性もふくめ、歯科矯正のニーズが女性に高いのはそのためでしょうか。

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【三白眼は魅力的でしょうか？】

三白眼（さんぱくがん）とは、黒目が上方にかたよって、左右と下方に白目が見える状態です。上目遣いのように顔を下向きにして、瞳だけを上に向けると三白眼になります。

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上顎が前方でなく、下に向かって成長すると、鼻から下が長い顔になります。そのような面長の人に三白眼が多い傾向があります。目の下の頬が平らで、のっぺりした長い鼻の人に多いようです。

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三白眼は魅力的でしょうか？　クール、キツイ、危険な魅力、自己中など少しマイナスなイメージがあります。モデルや芸能人にも多い三白眼ですが、社会生活には少し不利でしょうか。

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【増えている富士山唇】

鼻の下に浅い溝があって、これを人中（じんちゅう）といいます。あちらの国では、「キューピットの弓」といいます。ハートに刺さりますね。富士山の山頂にも似ています。口角が下がっているのも富士山唇の特徴です。

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赤ちゃんや幼児の唇は、もっぱら富士山唇なので、写真の女性は幼い・カワイイ・甘え上手なイメージがあります。

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美しい唇は菱の実（ひしのみ）のように、口角が上がっている形を理想としていた時代もありました。富士山唇が当たり前にみられる今では、理想の形も変わってきています。

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内皮が外にめくれて「赤唇縁」とよばれる赤い唇や、人中という上唇の溝は、顎が退化縮小した人類だけにみられる特徴です。赤ちゃんの富士山唇は、顎の成長とともに横に伸ばされて消失します。

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現代のヤングアダルト層（15〜30歳）に多い富士山唇は、顎の成長不足に起因しているのではと懸念されます。年齢とともに口角が下がり、ますます富士山が高くなってしまうのではと心配されます。

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