来たるべき社会と歯ならび
朝のNHK番組で、保育所の見守りロボットと、農作業用の補助ロボットを取り上げていましたね。ある人が2015年に読んだ本のなかで、一番面白かったと評していたその本を、元日から近くのイオンモールに並んでようやく探し求めました。その本は【ロボットの脅威】というタイトルで、昨年10月に発刊されています。この本が語る、未来の姿をブログに書こうと思っていたので、NHKの番組に妙に反応したわけです。
【ムーアの法則】という2年で2倍の進化をとげる世界があります。4年後に4倍、6年後に8倍、8年後に16倍・・・と進化します。50年前に1部屋分もあった電子計算機は、私の手元にあるスマホにも及びません。コンピュータ・パソコン・ラップトップ・スマホと進化したデバイス(機器)は、次にはどんな姿で私達の前に現れるのでしょうか。【ムーアの法則】は全く見えない世界でも倍々で進化しています。すなわち、ソフトウェア・インターネット・アルゴリズム(論理演算手法)・人口知能へと続く進化です。次の姿は人口知能を備えたロボットでしょう。
昨年は衝撃的な報道がなされましたね。すなわち「先進国では今後20年間に約50%の仕事がロボットに取って代わられる可能性がある」との予測があります。また、「2011年に米国の小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に『今は存在していない職業』に就くだろう」という予測を示した人もいます。将来を見通せない時代の要請にこたえて、教育も変わらねば、と国をあげて模索しています。アメーバのような人生、聞こえは良くないですが、いつも触手を伸ばしてネットワークを作り、繫がったり離れたり、形を変えて変幻自在、そんな人材が生き残れる時代です。それと、課題解決力、問題発見力、創造力もかかせません。つまりは社会性と生物本来の人間性です。
そこで本題ですが、アメーバ人生は人間的コミュニケーションの力量によるところが大きいということです。机に向かってコツコツという仕事はロボットに代わられます。その例として薬剤師というお仕事、処方箋に従って棚から薬を取り出し、包装して患者さんに手渡す調剤薬局のお仕事は、最も自動化に適した仕事です。アメリカの薬剤師の20%が失業しているという現実があります。コミュニケーション能力はチームワークだったり、プレゼンテーションの技術だったり、リーダーシップやディベートの能力だったりします。
しかし、一番の基本は人間的な笑顔であると確信しています。優しさに満ちた笑顔がアメーバ人生を成功に導くでしょう。多少なりと我田引水に過ぎますが、キレイな歯並びとポジティブな笑顔、そして仲間のネットワークが未知の自分を引き出し、変化させ、時代にあった能力を身に付けさせていくことができるのです。正月早々、高い所からすみません。