オーソトロピクスと顎矯正手術



「骨格性開口 : Maxillary Impaction」について、オーソトロピクスのマイク・ミュー先生が解説しています。
日本語字幕付きの3分間動画です。英語の音声が出ますのでご注意ください。

オーソトロピクスと顎矯正手術
よく聞かれるのは、大人の症例をオーソトロピクスで
治せない場合、手術をするべきかという質問です
多くの場合、その質問に賛同します
大人でも上顎の前方移動がよくできるようになって
きていますが、まだ改良の余地があります
効果的に症状を治療していますが、
手術無しでは効果を得難いこともあります
上顎骨上方移動(骨格性開口)は
多くの人にとって相当難しく
舌を口蓋に付くように位置を変える
ことによってのみ達成されます
そして、時間とともに上顎の位置が変わります
上顎を上方および前方に移動することは、この症例を
治療するうえで、とても有効な方法だと思います
そうすることによって、骨格性開口の位置関係に
大きな影響を与えることができます
歯科治療において「形態と機能は互いに作用し合う」
という古いことわざがあります
それは大きな真実なのです。もちろん、
私は機能面より位置関係に重点を置いています
位置と機能は本質的に関連しています
機能を変えれば位置を変えることが難しくなります
上顎を上方および前方に移動させると
顔の長さが変わります
上唇と下唇を合わせることで口が閉じやすくなり、
口腔内が広がります
口腔内の高さが広がることで、舌が上がり、
気道を塞ぐこともなく、全身の姿勢が正常化します
これら全ては、下記の点を満たせば、
有益な効果が得られます
すなわち、手術がオーソトロピクスの治療と
同じ目的と方向性であることです
いつも方向性が一致するケースばかりでは
ないので、充分に確認する必要があります
手術に際しては、潜在的な原因を取り除くことに
あらゆる努力を惜しまないことです
手術後もまだ原因が残っているため、多くの外科医が認めるように、
手術後に後戻りしてしまう確率が、アダルトケースでは高いのです
症状の治療法を見つけるのに、私はいつも
上顎骨上方移動術(骨格性開口)の治療を勧めます
原因の追求を忘れずに。
医学においては真の原因を治療することが大切です

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