頭痛・顎関節痛とタング・タイの関連性について



第85回動画は「頭痛・顎関節痛とタング・タイの関連性について」というタイトルで、ネット上の口腔筋機能療法士の、サラ・ホーンズビーさんの動画を紹介しています。母乳哺育が舌の発達に必須ということの理解が進んでいます。しかし、タング・タイ(舌拘束)は赤ちゃんの話であって、大人の自分には関係ないと思っていませんか? 慢性的な肩こりや顎関節の痛みに悩まされている人は、一度、タング・タイを疑ってみる必要がありそうです。口を大きく開けて、舌先を口蓋に付けてみます。また、舌の奥を軟口蓋(喉の奥)に付けてみましょう。この時、首や肩に異常な強張りを感じませんか? 舌は体の前半分の筋肉とつながっていますので、舌が拘束されていると、姿勢も悪くなります。

皆さん この動画をご覧いただき 
 ありがとうございます
ご存知だと思いますが 
私はサラ・ホーンズビーです
ネットで繋がる口腔筋機能療法士です
この動画でご説明したいのは
タング・タイは 単純に
授乳問題だけとは限らないことです
多くの人が現在 タング・タイの問題に
 注目し始めています
私たちは少し反感を持たれています
多くの人が過剰診断だと指摘していますが
私にとっては 長い間の取り組みであり
数年にわたり 取り上げているのは
私の他にも 多くの筋機能療法士がいます
タング・タイは単に授乳問題ではありません
 最初に気付くのは 
母親が赤ちゃんに授乳するときです
いろいろ工夫しますが 授乳できません
赤ちゃんは体重が増えず 吸いつきません
タング・タイの赤ちゃんでも 
お乳を飲める場合があり 見過ごされます
時には タング・タイが解放され 
授乳を上手くできる場合もあります
 哺乳瓶で与える場合は 
タング・タイであることさえ分かりません
赤ちゃんに起こりうる問題は多々あります
タング・タイを全く見過ごしてしまうと 
 どうなるでしょうか?
子供や大人になってからのことです
一度も母乳を授乳されたことがない人達です
順調に体重が増加したとしても 
タング・タイの影響が無いとは限りません
子供の発音障害に影響するかもしれません
タング・タイの子供は 
RとLの発音が上手くできません
言語障害の治療に何年も通って
Rの発音を練習したとしても 
実際にはタング・タイが原因なのです
これは重要な事ですので 
この知識を広めなければなりません
 歯科医療従事者だけでなく 
言語療法士も含めた皆さんに対してです
タング・タイと言語障害は関連しています
その他に タング・タイが影響するのは
口腔・顔面・上下顎 それぞれの発達です
タング・タイでも 母乳で授乳すれば 
言語障害にならずに済むとは限りません
タング・タイのままだと
上下顎と口腔が正しく成長しません
 歯並びが悪くなり 
口腔筋機能に不具合が生じます
年齢とともに 睡眠時無呼吸症や
顎関節症など より大きな問題につながります
私は一般的なこととして話しています
タング・タイのまま 100歳まで
何の問題もなく生きている人もいます
私の所へ来る人は 多くの問題を抱えています
大人の患者さんは普通 言語障害がありません
30代や50代になるまで 全く健康でした
その頃から大きな問題を健康に生じ始めます
 時に 慢性的な痛みがあり 
私が診ている大人の患者さんのひとりです
慢性的な頭痛や 偏頭痛 緊張や痛みが
 顔や顎 頭部と首にあります
常に痛みを感じ 落ち着く日もありますが
いつも慢性的な痛みと緊張が根底にあります
タング・タイとの関連性があるでしょうか
厚い筋膜で拘束されているとしたら 
 何が起きると思われますか?
筋肉に引っ張られているので 
舌を自由に動かせません
それは決して良くありませんね
舌が動くごとに下顎骨も動いてしまいます
舌と下顎骨は 一体化しているかのように 
 つながっています
 会話をするたびに
下顎が必要以上に 前方と左右に動きます
顎関節が疲れて消耗してしまいます
関節円板や顆頭などが炎症を起こし始めます
痛みは顔や首の後ろにまで及びます
これはほんの一例です 他には
タング・タイのまま 会話や食事をすると
口腔筋以外の筋肉を使わなければなりません
顎や首など その他の部分の筋肉です
 これら口腔外の筋肉は 
会話や食事以外に使うべきではありませんが
 舌が抑制されているので 
舌を補助するために使わなければなりません
舌が本来の目的を果たせないからです
私が診る多くの大人は 痛みを抱えています
タング・タイの解消が
最初のパズルのピースです
時には数十年に及ぶ機能障害であったとしても
痛みが魔法のように無くなるとは限りません
時に痛みが無くなる場合もあります 
大人のタング・タイを解消することで
素晴らしい結果を得ることもあります
他には 舌の動きを独立させるように
 訓練する必要があります
舌を動かすために 今まで使っていた 
 他の筋肉から分離させます
筋機能療法士と一緒に訓練することが重要です

頭蓋仙骨療法士や 頭蓋整骨士とともに
矯正歯科医や オーソトロピクス専門医との
 共同治療がとても重要です
長年続いている機能障害を回復するためです
タング・タイに起因する機能障害です
たくさんの情報をお伝えしましたが 
ご理解できたことを祈ります
コメントをお待ちしています 
質問があれば お知らせ下さい
これからも動画を投稿していきますね

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