オーソトロピクス:あなたの健康と美しい顔立ちのために



第102回動画は「オーソトロピクス:あなたの健康と美しい顔立ちのために」と題して、その前半8分をお送りしています。マイク・ミュー先生が解説する前半のポイントは、不正咬合は遺伝ではなく、環境によるものだということです。もっとも重大な環境変化は、食事です。軟らかい高カロリーのダイエットが、私たちの顔を変えてしまいました。問題は顔だけではなさそうです。後半に続きます。

あなたや お子さんの顔は どのように成長し
どのような影響を受けましたか?
多くの人は 顔の成長は遺伝だと思っています
パスポートの顔写真や
鏡に映る顔は あなたそのものです
皆さんは 次のことに納得いきません
(顔は)変えることができ 
環境が影響していることについて
顔が 本来あるべき姿に 
成長していないことについてです
ご存知の通り 人の身体は
大きな変化を遂げることができます
これは「ウェイトウォッチャーズ」の画像です
これを超えるボディビルダーの
体の変化を見たことがあります
成長段階で特に大きな変化を遂げた人です
 明らかな疑問は
顔の形も同様に 変えられるのか?
我々はそれが可能である事を知っています
脳卒中を起こした人を見てください
顔の形に とても大きな変化が
 生じたことが推定されます
ています
筋肉の活動に変化があったためです
問題は 体の形を変えられないのではなく
それを正しく行うことが難しいのです
ある意味 皆さんは習慣性の生き物になりました
 私は矯正歯科医なので 
その視点から この領域を見ると
歯並びが悪い根本的な原因は何でしょうか?
それは私の研修時の大きな謎でした
 正直に言うと 
矯正歯科医が認めざるを得ないのが
歯並びがなぜ悪くなったのか分かりません
人口の約5%の原因を
特定することができますが
一般的に◯◯症候群やトラウマの類で 
 本当に明白なものだけです
平均的な人には当てはまりません
矯正歯科に行く普通の人にとって 
矯正医は問題の原因を知りません
確かな科学的証拠があります
 興味深いことに
査読された質の高い論文において
全てが強く示唆しているのは
環境に起因する病気であり
後天性疾患だということです
私達の先祖は歯並びが悪くありませんでした
5400種の哺乳類の歯並びも悪くありません
少数の飼い猫と飼い犬を除いてです
問題の原因を理解することによって
適切に治療できるようになります
医学とは問題の原因を治療することです
私が今 興味を持って見ているグループは
カナダの イヌイットの人々です
カナダのイヌイットの人々は
突然にカナダ市民になりました
そのグループの多くは 公共住宅に移住し
年金支給を受け 現代の食事を受け入れました
この民族グループは 遺伝的に同質で 
 かつ変化していません
2世代のうちに あるいは1世代だけで
一般的なカナダ人に見られる乱杭歯と
 同じレベルの叢生になりました
遺伝的な違いは無いので
同じ環境にあることが
同じ結果をもたらすようです
考古学者や人類学者と話すと
これらの専門家は 乱杭歯(叢生)を
 文明の表れとして見ます
しかしながら 矯正歯科医は 不正咬合を
ほぼ全てが 遺伝によるもの
 として治療しています
このような固定式装置を使用します
人工的に歯並びを良くするためです
頻繁に抜歯し 時には手術も行います
抜歯と言っても 親知らずではありません
多くの人に理解されているのが
親知らずは 虫垂(盲腸)のような
何らかの遺伝形質の異常で
私達人類に必要性が無いほどに
発達したということです
これに関する科学的証拠はありません
矯正治療で多くの人が歯を失うだけでなく
親知らずが無いので 歯が8本足りません
そこで驚かされるのは
私の指は 私の手に全て備わっていて 
私の足の長さは同じです
何か大きな誤りがあるに違いありません
口腔内に8本分の歯のスペースが無い人や
外科的矯正が必要な人です
たった数千年前 顎手術や
歯並び治療は必要ありませんでした
他に心配される点は 治療の終わりに
 残りの人生を 永久的に
保定装置を用いる必要があることです
治療で何か大きく間違っているのは確かです
矯正後の状態を永久に維持することができず
口腔バランスゾーンから外れた状態で
歯並びを永久に維持するという考えは
とても心配になります
歯の寿命に影響するからです
それでは 何が間違っていたのでしょうか?
3つの大きな分野があります
大幅に変化したと感じるのは食事です
圧倒的に固くて粗雑な食事から去りました
(昔の)人々は 大量の食べ物を
 摂取する必要がありました
(昔の)人々は 激しく活動し 
エネルギーを多く消費していたからです
しかし今では とても柔らかい 
高カロリーの食事に変わりました
加えてエネルギーをあまり消費しません
歯の摩耗から明らかなことは
私たちは噛む努力をあまり行っていません
ここを使わないと消失してしまいます
使うか失うかの状態です
咬筋が強ければ 角顔になる傾向があります
また 口腔内ポスチャー(姿勢位)に
 劇的な変化がありました
鼻詰まりの頻度が ここまで急激に
上昇したことはありませんでした
鼻詰まりの人は 舌を下げているか
お口を開けっ放しにしています
そうしないと呼吸ができません
必要性から始めたことが習慣になります

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