子供たちの睡眠時無呼吸



第107回動画は「子供たちの睡眠時無呼吸」というテーマで、ドレク・マホーニー先生のビデオメッセージを紹介しています。アナは数年前に、小児の睡眠時無呼吸と診断され、CPAP装置を一生使い続けるようにと、医者から言われました。ご両親はびっくりして、マホーニー先生にセカンドオピニオンを求めてきたのです。

小児の睡眠時無呼吸を、歯科矯正で治療する具体的な方法を、マホーニー先生が紹介しています。アナはもはやCPAP装置がはずれ、良く眠れるようになりました。歯科矯正が、小児の睡眠時無呼吸を改善する有効な手段であることを、耳鼻咽喉科医および呼吸器内科医はもっと理解すべきと考えています。また、呼吸気道をかえりみない歯科矯正医は、もっとこの事実を知るべきと言っています。

アナが最初に来たのは
睡眠時無呼吸症の治療のためです
まだ子供なのにCPAPを与えられ
『一生CPAPが必要です』と言われたので
両親にセカンドオピニオンを求められました
CPAPは確かにこの段階で重要ですが 
不必要になるように努力しましょう
私は アナの上顎を拡大して
 鼻呼吸を改善しました
扁桃腺とアデノイドを取り除き
明らかに耳鼻咽喉が変わりました
それから 下顎を前方に出すために
 MARA装置を使用しました
この美しい口蓋をご覧ください
後で 初期の写真をご覧にいれます
口蓋の大きな変化を見ることができます
 これがMARA装置です  
基本的に下顎大臼歯についたアームです
患者さんが噛むと 顎を前方に押し出します
下顎が良い位置になり
口腔咽頭(中気道)が開きました
鼻咽頭(上気道)の範囲も改善しました
なぜならば(上顎を)拡大し 
フェイスマスクを着用したからです
彼女がもう少し成長したのちに
 歯並びを整える予定ですが
矯正治療に重点を置いていません
要点は整形外科と睡眠時無呼吸です
肥大したアデノイドと 2級関係の顎
非常に狭い呼吸気道がご覧になれます
歯科の視点から これらの歯の
萌出スペースは全くありません
私が矯正の学校を卒業したとき
このような乱杭歯は 4本抜歯して
ワイヤー矯正装置を付けると習いました
 抜歯をすると顎が狭くなり 
さらに睡眠障害を悪化させます
歯のスペースのために口蓋を広げて
フェイスマスクで上顎を前方に出し
MARA装置で下顎を前方へ出し
閉塞していた咽頭を開きました
その結果 CPAPが不要になりました
この子(同じ患者さん)は幼いときに
私の医院で治療を開始しました
ディープバイトの 2級咬合です
下の前歯が口蓋に当たっています
口蓋を拡大する前をご覧ください
初期は 口蓋が高く(深く)
 歯が重なって見えます
矯正治療のために 歯のスペースを
確保できる 大きな余地があります
医療従事者にとって 大きな課題は
整形外科的な療法が 小児の睡眠時無呼吸の
マネージメントができることの理解です
最新の研究では マリアさんが
このトピックを網羅的に発表しました
 口腔装置を用いた
小児の閉塞性睡眠時無呼吸についてです
彼女がこの記事で話していることは
 ERS(欧州呼吸器学会)の
 実際のガイドラインです
小児の矯正治療で 口蓋の拡大を
優先すべき治療として行うべきです
これまでは 全ての患者さんに
 CPAPを使用させていました
この記事のコピーが欲しければ 
 喜んでお送りします
みなさんが理解できるように 
分かりやすく書かれています
 CPAPは必要ですが 
永遠にCPAPを使いたくありません
成長期の患者さんのメリットは
顎の大きさ・形状・位置を
 変えられることです
呼吸気道を改善するためです

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